想いはじける、夏。


「俺の方が、美咲を好きだから」


ゆっくり振り返ると、初めて見る真剣な顔をした大河。


「あーークソッ、だせーな」


次の瞬間にはそう言いながら頭をわしゃわしゃと掻いて俯いた。


その姿を見ながら、さっき言われたことを頭の中でリピートしていると、ブワーっと胸の奥から込み上げてくるものがあって。


さっきとは違う意味で涙が滲んだ。



「ばーか」


素直になれない私はまたそんなことを言いながら、大河を抱きしめた。


「マジで・・・、下敷き返された時、終わったと思った」


すぐに背中に回された腕にギューと強く抱き締められる。


「ちょっ、痛いって」

「マジで好き。美咲」


フッと口元が緩み、私も負けじと自分の腕に力を込めた。







END




< 7 / 7 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

よそ見してんじゃねーよ。〜前腕フェチ看護師が、クールな外科医の独占愛に捕まりました〜

総文字数/8,857

恋愛(ラブコメ)22ページ

超短編!フェチから始まる溺愛コンテストエントリー中
表紙を見る 表紙を閉じる
クールなドクター 須波 悠真 × 前腕フェチな看護師 白石 みなみ
彼と別れた瞬間、チャラいドクターからの求愛が止まりません

総文字数/90,974

恋愛(純愛)190ページ

第8回ベリーズカフェ恋愛小説大賞エントリー中
表紙を見る 表紙を閉じる
彼と2年記念日をお祝いするホテルで 突如として訪れた悲劇 止まっていた運命の歯車が また、動き出す——— ・ ・ * 天海総合病院、脳神経外科医 瀬名 瑞貴 (32) × 天海総合病院、一般内科看護師 吉岡 ひより (29) ・ ・ * 運命の歯車は なぜ止まってしまったのか そして、なぜまた動き出したのか 一途な執着愛が奇跡を起こす ※表紙の画像はイメージです
シンデレラ・ウェディング

総文字数/11,701

恋愛(純愛)24ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「オレが王子様になって迎えに来るよ。 絶対、約束する。だから待ってて」 黒田莉央、もうすぐ20歳。 今でも王子様が迎えに来てくれるのを 待っています。 2023.05.06♡完結&公開

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop