とどまることをしらないで。



……っあーーーー…可愛い。



普段表情筋が死んでいると言われている俺が、内心こんなことを思っているなんて彼女は想像もしていないだろう。



思わず頬が緩む感覚を覚えて、強制的にシャキっとさせるために、ふーっと息をついた。


隣をちら、と盗み見る。

くりくりとした大きい瞳。白い肌に、ぷっくりとした唇がのせられていて。


……朝から、刺激が強い。



ふいにこっちを向いた彼女の、ツインテールにした毛先が少しだけ跳ねた。



『お は よ う』



ぱくぱく、挨拶をした彼女を見て、毎回思うこと。



(可愛すぎる……)



ふわりと花が咲いたような笑顔に、こっちまで癒される。


俺も同じように返すと少し顔を赤らめた後にまたふわふわとした笑みが返ってきて。



「……っ、…」



ーーーああもう。



なんだこの可愛さは。天使?とにかくやばい可愛すぎてやばい。




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