初恋は苦い思い出。でも出会うべく人と出会いました
 家族揃って会場入りをして、お父様がこの度縁あって私とジルベルト様が婚約することになった。と言ったら拍手をして祝福してくれたのだった。

 その後はジルベルト様がエスコートしてくれて挨拶回りをする。会場で一番注目されていたのはフローリア様とルシアン様。ステファン様も後ほど来てくれるというから驚きだ。

「「婚約おめでとう」」

 一言目がこれだった。

「「ありがとう」ございます」

 誕生日プレゼントを二人から頂き、パーティーのスイーツコーナーを褒めてくれた!

「素敵な飾り付けね。オフィーリアそのものといった素晴らしい会場だわ」

 パステルカラーで可愛いのよね。使用人みんなが意見をたくさん出してくれたの。嬉しかったなぁ。


「私もここまでかと驚きました! 私の好きなものばかりで、こんな素敵な誕生日会になるとは思いませんでした。フローリア様と知り合ってから良いことばかりで感謝してもしきれません。フローリア様は女神様のように美しくて優しくて楽しくて、」
「照れるからその辺でやめておいて……それよりいつも話をしている弟君の紹介をしてちょうだい」

 そうだった! リューにも紹介するね。って言っていた。

「リューちょっと良い? 姉様とジルベルト様のお友達を紹介するね」

 近くにいたアンドリューを呼ぶと、お澄まし顔でやってきた。

「アンドリュー・カルメルと言います。いつも姉がお世話になっています。どうしようもない姉ですが今後ともよろしくお願いします」

「まぁ。ふふっ。こちらこそお願いしますわね。しっかりした弟さんね、成績も優秀なんでしょう」

 リューめ! 誰がどうしようもない姉だ! 他にもあるでしょう! 良いところが(多分)!

「最近生意気になってきて……でもそんなところも可愛いんです。勉強は私より出来るので放っておいてもAクラスは確実なんですよ」

「そりゃ安心だな。しかしアンドリュー君のお姉さんも優秀で飲み込みが早いんだ。来期はAクラスで上の下といった感じだな」

 ルシアン様のお墨付きだ! その後アンドリューはルシアン様にお礼を言っていた。弟がしっかりし過ぎて姉としては肩身が狭いわね。

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