湊先輩の溺愛が止まりません!(旧)

知らない思い出2

「千代華?帰りずーっとぼーっとしてるよ?」



「……………」




「千代華!」




「………あっ、ごめんね……」




「良かった…もう……」





ほっとしたため息をつく小鳥遊くん。





なに、ぼーっとしてるんだろ……




「ほら、着いた。」




「………?ここ湊先輩の家だよ?」




どうして?もう家に帰るんじゃなかったっけ




「ほらおりよ?」




私はゆっくり降りる。




そして視線を下から上にあげると、




「湊…先輩…」




「おかえり、」





いつもと同じ笑顔なはずなのに、




あの話を聞いてからだと、
なんか私の事が心配みたいなずっと不安な目をしてる。





「先輩と話したいことがあるんです。」





「……うん、俺も話したいことある。」





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