災いを招く逆聖女だと追放されましたが、隣国王子に拾われて毎日楽しいです

主要キャラクターの説明

【イリス】主人公
十九歳、庶民、魔力が強い聖女
意志の強さを表わすような大きな瞳が印象的。
容姿は磨けば綺麗だが、庶民だし聖女の仕事が忙しいしで身なりには無頓着。それゆえ貴族達には地味だと見下されている。
性格はさっぱり系。自分の努力や頑張りでどうにかなることは必死にやる。
でも自分の手が届かないことに関しては、仕方ないよねといったスタンス。
だから、貴族達の態度も変わらないのは仕方ない、言ってもムダと思っていた。そしたら追放された……。
恋愛初心者ゆえに、隣国王子からの矢印には鈍感。

【クラウディオ】ヒーロー、愛称クラウ
二十二歳、サリシア王国の第二王子、文武両道
黙っていれば銀髪の美丈夫だが、口を開くとチャラいので、イリスには本気にされない。
束縛が嫌いで自由に行動したい性格。ゆえに王族は窮屈でたまらない。
やればデキる男なのだが、気弱な兄王子を立てるためにわざとチャラく振る舞って、性格に難ありとまわりに思わせている。(権力争いを起こさないため)
自分が自由に好き勝手動けるのは真面目に頑張っている人(兄とか)のおかげ。
だから、真っ当に頑張っている人が評価されないのは嫌い。

【アルベルト】
クライディオの兄、サリシア王国の第一王子
穏やかで優しい聡明な人。クライディオの軽薄な態度の意味もちゃんと分かってる。
気弱で押しに弱いが、譲れない部分は譲らない強さを持っている。
苦労人なので、イリスとは馬が合う。

【ロレンツォ】
クルーテ王国の皇太子
庶民を見下しているので、貴族聖女の言うことが正しいと思っている。
あまり深く物事を考えないので、気に入らないからとイリスも追放してしまう。

【ラーシャ】
クルーテ王国の貴族聖女、イリスを馬鹿にしている筆頭
公爵家令嬢で皇太子の婚約者なので、自分が一番偉いと思ってる。聖女の力はそこそこ。
皇太子と一緒にいるときに魔物に襲われたが、びびって動けず。
そこにイリスが颯爽と魔物を倒しに来たので、ばつが悪くなり、イリスが魔物を引き寄せているという噂を王子に吹き込み、イリスのせいで今襲われたのだという流れにした。イリスが追放になった原因の人。


【世界観】
魔法は女性のみ発現する。百人に一人くらいの割合。珍しいけれど国に二十人くらいはいる。
魔力が発現すると聖女として義務と権利が生じる。国から衣食住を与えられる権利、その代わりに人々のために力を尽くす義務。だが、貴族の聖女はさぼってばかり。庶民出の聖女達に押しつけてくる。でも、家柄的に文句も言えない。
イリスは魔力が強い&タフなので、同僚(庶民聖女)達が疲れたときも魔物と戦える。
だけど、怪我が多いから、貴族聖女たちからは弱いから怪我ばかりなのだと嘲笑されてる。
庶民聖女達が違う、イリスはすごいんだと言い返しても聞く耳もたず。そのため、逆聖女というレッテルを貼られてしまう。
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