小児科医は癒やしの司書に愛を囁く
「いえ、こちらこそ。お母さんならここの子供達にも安心です」
「美鈴ちゃんのこと、助けてくれてありがとうございました。私もおかしいと思いながら、聞くのが遅れて。姉失格です。彼女、ご両親も頼れないのでよろしくお願いします」
文恵さん……私のために頭を下げてくれた。私泣きそうだよ。
「ええ。お任せください。出来る限りのことはします」
「聞きましたよ。先生も事情があって彼女に頼んだとか……美鈴ちゃんとにかくそういうの慣れていないと思うので……」
ふ、文恵さん……。
「わかってますよ。ここまでとは思わなかったですが、彼女の負担にならないようにしますのでご安心下さい」
「文恵さん。院長先生に話があるので弘樹先生と一緒に院長室へ行きます。片付けお任せしてしまってすみません。これ、社用車の鍵です。私は直帰ですのでお願いします。館長には伝えてあります」
「わかった。じゃあね。先生よろしく」