小児科医は癒やしの司書に愛を囁く

 部屋の外で待っていた柊さんに伝えた。

 「柊さん。隆君は落ち着きました」

 「隆、隆……」

 「柊さん。少しお話しいいですか?」

 「はい」

 「宝田先生、少し隆君お願いしていいですか。何かあれば呼んで下さい」

 「わかりました」

 柊さんを連れて、医局の打ち合わせ室へ入る。院長に連絡し、手が空き次第来てくれるように頼んだ。

 まずは、隆君の病状を説明し、明日もう一度検査をすることなどを話した。
 結果次第で考えられることはと聞かれたが、憶測で言えないので結果を見て申し上げますとその場では話した。

 「柊さん。失礼ですがお聞きしてもいいですか?」

 「こちらこそ、聞きたいことがあります」
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