君と夢に跳ぶ恋
「よ、よろしくね、ジョー。」

そんな顔されるとこっちもちょっと照れるな・・・

「今から帰るの?途中まで一緒に行かない?」

「えっと、私駅まで行って電車に乗るから、駅までなら・・・。」

「よし、レッツゴー。」

「そういえば昨日友達がどうとか言ってたけど、そのことは解決したの?」

「なんかジョーって結構真剣に相談のってくれるよね。ヤンキーじゃないみたい。」

友達って・・・星崎さんのことか。

「実はね・・・。」

昨日のことを話した。

「ねえそれってさ・・・。」

一通り聞き終わったジョーが口を開く。

「その友達がマリーのことどう思ってるかは聞いてないんでしょ?」

「どういうこと?」

星崎さんとはもう挨拶をぎこちなく以外会話できていない。

前まではそれで十分だったのに、いつの間にこんなに欲張りになっちゃったんだろう。

「それってただその子の友達がそう思ってるだけで実際その子がそう思ってるかどうかはまた別じゃない?俺も経験あるけど、一回その子と話し合った方がいいんじゃない?マリーはだその子と仲良くなりたいって思ってるんでしょ?」

「そうだけど、なんて言えばいいのか・・・。」

「マリーはその子に友達になりたいって言ってないんでしょ?言わないと伝わらないこともあるんだよ。」

「そ、そうかな?」

「マリーならきっと出来るよ。もし上手く行かなくても俺がいるじゃん。」

「そうだよね・・・。明日もう一度話してみようかな?」

いつの間にか駅に着いていた。

「またね。」

「おう。」

明日もう一度だけ星崎さんと話してみよう・・・。
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