私のイチバンをあげてあげなくもない

いけ好かないアイツ

急いで階段を駆け降りて、教室に向かって早歩き。

お姫様が廊下を全力疾走なんてわけにはいかないんでね。

掲示板の前を通りかかった時、思わず足が止まる。

掲示板は各学年の階に一つずつ設置してあって、行事のお知らせや学年だより、各委員会のイベントなどが掲示してある。

そして今月は定期テストの順位。
学年の上位30名の名前が連なっていて。

「やっと出たか。」

先週テスト返しがあって、

1と書いてあるところに目を向けるけどそこにあるのは私の名前じゃない。

そのまま一つ下に目を移す。

私の名前の上には、2と書かれていて、それはすなわち私の順位が2位ってこと。

「・・・。」

2という数字は嫌い。

だって2の上には1がいる。

私にとって1位以外は意味がない。
・・・1位じゃないなら2位もビリと一緒。

だって、恋愛だって1番の子だけが特別になれる。

スポーツだって、1位が優勝でしょ?

まあ、それ以外にも、私が2が嫌いな理由はあるんだけど。

まあ気になるのは1位が誰かってこと。

こんな完璧な私に勝てるんだからさぞかしすごい奴だと思うでしょ?
< 6 / 7 >

この作品をシェア

pagetop