前世ハムスターのハム子は藪をつついて蛇を出す
(なんか怖い!?)

 優等生の仮面を脱いだ悪魔は、先ほどまでとはうって変わったどす黒いオーラを発しながら、にやりと口角を上げて言った。

「逃げたら……前世の教訓が身に染みて、わかってるよな?」

 かくして放課後、図書室にて望まぬ個人レッスンを受けることになってしまったのだった。

(そんな! 返して、私の平凡な学園生活~!)
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