夏目くん、一緒にカーテンを開けてくれませんか?
嫌われてもいい
夏目くんが初めて保健室に来た日から数日。

「きょ、今日、夏目くんくるかな・・・!?先生!来ないですよね!?」

「菊野、お前は少しビビりすぎだ」

「先生、保健室登校を舐めないで下さい!人への怖がり方半端じゃないですよ!?」

「菊野、それは自信満々にいうことじゃないぞ」

「そうだけど!」


コンコン。


扉のノック音に反応して、私はすぐにいつも通りベッドに隠れて、カーテンを閉める。
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