婚約破棄で追放された「偽」聖女~初恋の人の呪いを解いたら、国を救って溺愛王妃になりました~

1話~3話までのプロット

第1話
王城内。年に一度の聖女の儀式、聖女が咲かせた花を披露する式典。
黒く染まった花を前に青ざめているアマーリエ。自信に満ちた表情で白く咲いた花を披露しているユリアーナと、彼女に寄り添うクルト。何故妹が花を咲かせているのか、二人が親しげなのかわからず混乱する。
呪われた聖女だとアマーリエを声高に責めるクルト。愛しい人に責められ苦しいアマーリエは弁明を試みるが、花が黒い理由を説明できない。
クルトはアマーリエが聖女偽証をしたと断罪、さらに婚約破棄を宣告し、自身の婚約者に相応しいのは真の聖女であるユリアーナだと宣言する。誇りと恋を打ち砕かれ、アマーリエは絶望する。

第2話
公爵家、アマーリエ私室。謹慎中のアマーリエはクルトと初めて出会った時を思い出す。
両親に伴われ王城へ出向いたアマーリエは、不注意から迷子になる。心細さに泣き出しそうになっていると、少し歳上の少年に声をかけられる。凜々しく親切な彼(実はラディスラウス)は、幼いアマーリエの心をときめかせる。少年はアマーリエを両親の元に送り届ける。
成長したアマーリエは、婚約者としてクルトと対面。クルト様こそあの方に違いない。初恋の人の妻になれる喜び。
しかし現実はアマーリエを裏切った。クルトがどれほど自堕落でわがままでも恋していたのに…。悲しみに暮れるアマーリエは父に呼び出され、王の意向により狂侯爵との結婚が決まったと知らされる。

第3話
追放同然に一人侯爵の城にやって来たアマーリエ。館中が陰鬱な雰囲気。夫となるラディスラウスと対面するが、顔の醜い痣と、恨みと憎しみしかない視線にアマーリエは怯える。
妻として精一杯誠実に挨拶をするが、ラディスラウスは「呪われた女め、俺に近づくな」と冷たく罵る。用意された部屋はみすぼらしく、さらに使用人に混じって働けと命じられる。
誇りを踏みにじられたアマーリエは嘆き悲しむ。しかし持ってきた荷物の中から母の形見のペンダントを見つけ、「いつも誇り高く、周りを愛することを忘れないで」との教えを思い出して奮起する。
努力と人柄で使用人や家臣の信頼を得たアマーリエは、館に瘴気が立ちこめていることに気づき、聖女の力で清める。さらにラディスラウスが苦しんでいるのは、呪いのせいではないかと疑いをもつ。「強制とはいえ夫となった人を救いたい」アマーリエはラディスラウスの呪いを解くことを決意する。
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