月のない夜に永遠の愛を誓い


「あたしが…アリシア……なの?」






多分、心の奥底では自分がアリシアだと思ってたことだけど、こうして真実を聞かされるのはさすがにショックは大きかった。


「でもまぁ、そんなこと知ってももう必要ないわよね。あなたは私に殺されるんだから」



口元を吊り上げて笑うシルヴィーヌの姿に、あたしは背中に寒気が走った。






殺される……!





あたしは本能で逃げようとするも、足を動かせばその分手首に繋がれた拘束具が締め付ける。



「痛ッ…!」



どうやらこの拘束具は逃げようとすると何かしら痛みを与えて逃げられないようにするらしい。



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