死後の世界で探す、最愛の君へ
狐の瞳
お腹に激痛を感じ、
薄暗い道、私は目を覚ます。
…なんだか肌寒い。
ゆっくりと瞼を上げると、
私はその光景に、
寝起きながら頭をフル回転させた。
まるで祭りのように、
点々と置かれた赤い提灯が道を照らすその光景。
静寂と冷感により支配された空間。
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