身代わり婚約者との愛され結婚
「待っ、や、レヴィン……!」
「どうして? 俺は今ティナの婚約者でしょう」

 真剣な眼差しを向けられると嫌だなんて言えず、けれど突然与えられたその刺激は私には強すぎて。
 
「だめっ、足……っ、感じすぎちゃうから……!」
「ッ」

 思わず正直に答えると、ごくりとレヴィンの喉が上下した。
 
 彼のその様子を見て、とんでもないことを口走ってしまったと気付いた私が焦っていると、太股を撫でていた手がするりと腰を撫で、脇腹を上がる。


「……っ、あ……!」

 脇腹に触れた手はそこでは止まらず、そのまま胸まで上がり彼の手のひらが私の右胸をゆっくりと揉んだ。

 決して大きくない私の胸は、レヴィンの片手にすっぽりと収まってしまう。
 それがなんだか申し訳なくなってしまって。


「つまらなく、ない?」
「は?」
「私の胸、その……、揉み心地とか、悪いんじゃないかしら」

 一瞬ピクリと揉む手を止めたレヴィンは、私の言葉を最後まで聞いたと思ったらすぐにプチプチとボタンを外す。

「ちょ……っ!」
「ティナの胸を揉んでるのにつまらない訳ないでしょう」
「あ、ひゃ……っ!」
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