P法
 溝内はポケットから煙草を取り出した。
「ああ、何とも言えない時代になっちまったな」
 そう言って、消えていく煙を眺めた。

 溝内は大家に報告し、協力の礼を伝えた。マンションの出入り口から出てくると、竹田に言う。
「よし、最後に焼肉でも行くか?」
「まじっすか?やりー」
 2人はそのまま焼肉へと向かう。今日でパートナーは解消だ。最後の夕飯ぐらい、贅沢しても罰は当たらない。溝内はそう思った。

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