「きみを愛することはないし、きみから愛されようとは思わない」と宣言した旦那様と宣言された私の結末~それでしたら旦那様、あなたはあなたが真に愛する人とお幸せに~
「エルキュール、やめろ。アイ。そのことなんだが、すまない。きみにどうしてもアムラン王国に来てもらいたくて嘘をついたんだ」
「なんですって? だけど、あなたに話しをきく前から、要請を受けていたのよ」
「それは、わたしたちが流した偽の情報だ」

 驚きすぎていかなる言葉も出なかった。

「うそっ!」とか、「なぜ?」とかさえ。
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