黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
広場に近づくと、人が一気に増えてきた!
たくさんの屋台が並び、活気溢れている!
これでもメイン会場ではないのね。
でもこの様子だと誰も私が聖女だなんて分からないはず。

「とても賑わっているのね!あっ、あのお店に本がいっぱいある!その向こうのお店には変わった小物があるわ」

「お待ちください!」

急に方向転換した私にシエナ様が慌てて着いて来た。

「ごめんなさい!面白そうなお店だったからつい…」

「まだ時間はありますから、ゆっくりと見て行きましょう」

「そうね。あ、このブローチ可愛い!動物とかの形の物もあるわ!ね、シエナ様!」

「フフッ。本当に可愛いですね」

シエナ様の手を握り、お店の前まで連れて行く。
そうだ!お土産に買って帰ろう。

しばらく歩いていたら、明るい曲調の音楽も聞こえてきた!
輪になってアコーディオンや太鼓、ギターのような楽器を奏で、歌を歌っている人達がいる。
初めて聞く音楽だけど、皆の楽しそうな気持ちが伝わってくるわ!

「素敵な音楽ね、シエナ様」

この地方の伝統的な音楽だとシエナ様が教えてくれた。


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