黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「確かにいたわ!ミオちゃんの言っていた通りの人が!」
「本当ね…。ウィリアム様なら、そりゃあ美しくて格好いいはずだわ。訳が分からないくらいドキドキもするわよ!」
一緒に飲んでいたお姉さん達の声も聞こえてきたけど、私はウィル様に向かってペラペラと喋り始めた。
「ウィル様!ちょっとここに座って!」
王子に命令口調の聖女。
周りの皆が目を丸くしたり、面白そうだという顔をしている。
「はい。座りました」
ウィル様もクスクスと笑っている。
「ねぇ、ウィル様。シェリーナ様ってどんな人?」
私のその一言で皆の動きがピシリと止まり、会話も音楽も止まった。
「…なぜその人をご存知なんですか?」
「さっき聞いたの。婚約者候補だって!」
私はなぜか若干ムッとした顔でウィル様に伝える。
なんだかモヤモヤする!
「婚約者候補? いえ、そんな話はまったくありませんが」
チラリとシエナ様の方を見ているウィル様。
「本当?」
心の中にモヤモヤと不安が入り交じる。
真実を確かめたくて眉を下げてウィル様の顔を見上げながら聞いてしまう私。
「とても綺麗な人だって聞いたわ」
「……実桜様、それは」
ウィル様の頬がサッと赤くなった。
だけど私は次第に目を開けていられなくなり、ウィル様の胸にポスンと額を着けて眠ってしまった。
「実桜様…」
ウィル様が私を抱きしめてくれている。
「……ミオちゃん可愛いわねぇ」
「本当に!ミオちゃん嫉妬してるよ!」
「うわぁ。ウィリアム殿下、ミオちゃんに上着を掛けてあげてる!優しい…」
さっきまで流れていた明るい曲ではなく、ゆったりとした音楽をまた奏で始めてくれて、ウィル様の腕の中で心地よい眠りに落ちていく。
「本当ね…。ウィリアム様なら、そりゃあ美しくて格好いいはずだわ。訳が分からないくらいドキドキもするわよ!」
一緒に飲んでいたお姉さん達の声も聞こえてきたけど、私はウィル様に向かってペラペラと喋り始めた。
「ウィル様!ちょっとここに座って!」
王子に命令口調の聖女。
周りの皆が目を丸くしたり、面白そうだという顔をしている。
「はい。座りました」
ウィル様もクスクスと笑っている。
「ねぇ、ウィル様。シェリーナ様ってどんな人?」
私のその一言で皆の動きがピシリと止まり、会話も音楽も止まった。
「…なぜその人をご存知なんですか?」
「さっき聞いたの。婚約者候補だって!」
私はなぜか若干ムッとした顔でウィル様に伝える。
なんだかモヤモヤする!
「婚約者候補? いえ、そんな話はまったくありませんが」
チラリとシエナ様の方を見ているウィル様。
「本当?」
心の中にモヤモヤと不安が入り交じる。
真実を確かめたくて眉を下げてウィル様の顔を見上げながら聞いてしまう私。
「とても綺麗な人だって聞いたわ」
「……実桜様、それは」
ウィル様の頬がサッと赤くなった。
だけど私は次第に目を開けていられなくなり、ウィル様の胸にポスンと額を着けて眠ってしまった。
「実桜様…」
ウィル様が私を抱きしめてくれている。
「……ミオちゃん可愛いわねぇ」
「本当に!ミオちゃん嫉妬してるよ!」
「うわぁ。ウィリアム殿下、ミオちゃんに上着を掛けてあげてる!優しい…」
さっきまで流れていた明るい曲ではなく、ゆったりとした音楽をまた奏で始めてくれて、ウィル様の腕の中で心地よい眠りに落ちていく。