黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
『もうおまえのことは愛せないんだ』

待って!行かないで!
お父さん、お母さん!
どうして私を置いて行っちゃうの!?
私のことが嫌いになったの!?

「…待って!」

自分の声にハッとして目が覚めた。
ここは…私の部屋?

「ミオ様ッ!お目覚めになられましたか!」

「…シエナ様?」

多数の怪我人、一面の血の海、血の臭い、男に襲われたことを思い出す。

「あ……あ…いや…ッ!」

身体の震えが止まらない!

「こちらはミオ様のお部屋でございます。もうご安心くださいませ!」

シエナ様がそっと手を握ってくれた。
そうか。この聖女の間なら王族以外の人は入れない。
また襲われることはない…。
ホッとすると、私はシエナ様を見る。


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