黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
自分の黒髪は気に入っているけれど…。
「……短く切りましょうか?」
そう言うと皆がギョッとした。
「いえ!ミオ様がそうすることはない!!」
「ウィル様、ありがとう。でもこの黒髪が長いと特に怖がらせてしまうのでは…」
私を見た人達の顔を思い出す。
「では違う色に染めるとか?」
また皆がギョッとした。
「クックッ。ミオ様は思い切りが良いところがあるようですね。髪色のことはミオ様のご意見を聞いてからと思っていました」
「え? 私のですか?」
「実は聖女様がこの王国に降りて来られた際に『聖女様のお披露目』をすることになっています。国民が待ち望んでいる儀式です」
「お披露目ですか!?」
人前に出るのは苦手なんだけど!
「ええ。ですが、必ずその場でミオ様が黒髪であることが国民に知れ渡ります」
「そうですね…」
「しかし、その時にこの黒髪の迷信と人々の恐怖心も消し、国民がミオ様を受け入れられるようにしたいと我々は考えております」
国王様がニコリと微笑む。
「そんなことが…?」
「ミオ様が眠られていた頃から思っておりました。目覚められたら『聖女様のお披露目』をし、聖女様は国民の前に姿を現すことになります。黒髪の迷信を信じてしまっている者にとっては実際に己の目で見てその思いがまやかしだと感じる他にないと」
「国王様…」
「ミオ様にも、黒髪の人々にもこの王国で嫌な思いをしてほしくないのです。そして黒髪であるミオ様はこの王国にとって大切な聖女様だと国民の皆様にも分かっていただきたいのです。髪色が何色であろうと皆が同じ心を持つ同じ人であると」
「ウィル様…」
ここにいる皆が私を見て頷く。
同じように思っていると伝わってくる。
「……短く切りましょうか?」
そう言うと皆がギョッとした。
「いえ!ミオ様がそうすることはない!!」
「ウィル様、ありがとう。でもこの黒髪が長いと特に怖がらせてしまうのでは…」
私を見た人達の顔を思い出す。
「では違う色に染めるとか?」
また皆がギョッとした。
「クックッ。ミオ様は思い切りが良いところがあるようですね。髪色のことはミオ様のご意見を聞いてからと思っていました」
「え? 私のですか?」
「実は聖女様がこの王国に降りて来られた際に『聖女様のお披露目』をすることになっています。国民が待ち望んでいる儀式です」
「お披露目ですか!?」
人前に出るのは苦手なんだけど!
「ええ。ですが、必ずその場でミオ様が黒髪であることが国民に知れ渡ります」
「そうですね…」
「しかし、その時にこの黒髪の迷信と人々の恐怖心も消し、国民がミオ様を受け入れられるようにしたいと我々は考えております」
国王様がニコリと微笑む。
「そんなことが…?」
「ミオ様が眠られていた頃から思っておりました。目覚められたら『聖女様のお披露目』をし、聖女様は国民の前に姿を現すことになります。黒髪の迷信を信じてしまっている者にとっては実際に己の目で見てその思いがまやかしだと感じる他にないと」
「国王様…」
「ミオ様にも、黒髪の人々にもこの王国で嫌な思いをしてほしくないのです。そして黒髪であるミオ様はこの王国にとって大切な聖女様だと国民の皆様にも分かっていただきたいのです。髪色が何色であろうと皆が同じ心を持つ同じ人であると」
「ウィル様…」
ここにいる皆が私を見て頷く。
同じように思っていると伝わってくる。