黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「ミオ様が目覚められた日に私の手を握り、眩しい光が放たれた時のことを覚えていらっしゃいますか?」
「あ、あの時の!」
「ええ。私の手の腫れを心配してくださった時のことです。あの光に包まれて、私は手が治ると共に心地良い眠りに落ちたのです」
「眠りに?」
「ええ。おそらく、ミオ様のお力によって治癒された者は眠り、眠ることによってさらに治癒をされるのだと思われます。眠りから覚めた後は身体が軽くなっていました」
「そんなことが…」
「そして、風の力はミオ様の周りでは心地の良い風が吹いています。サクラの大木の近くではより感じました」
「風が…。確かにこの王国ではいつも爽やかな風が流れているなぁと思っていました」
私の力だったの?
「こちらが歴代の聖女様についての文献でございます」
神殿長様から分厚い本を受け取る。
「このエーデル王国の長い歴史の中でも治癒の力をお持ちの聖女様はミオ様が初めてです。そして聖女の力を合わせ持つ聖女様も稀のようです」
「そうですか…」
本をパラリとめくると聖女様のことがいろいろと書かれていた。
「ミオ様はこれから神殿でのお仕事が多くなります。『治癒』に関してはまだ未知なるもの。歴代の聖女様について専門的に詳しく研究しているこのアーロにミオ様のお力になれるよう、護衛兼世話役として傍に仕えさせていただければと思います」
「ミオ様とこの王国の為に勤めてまいります。よろしくお願いいたします」
神官様の制服である紺色のローブを着たアーロ様は眼鏡をかけている細身の男性だ。
前髪は少し長めで目元が少し隠れているけれど、その銀髪はとても美しい。
「こちらこそ、よろしくお願いいたします」
「あ、あの時の!」
「ええ。私の手の腫れを心配してくださった時のことです。あの光に包まれて、私は手が治ると共に心地良い眠りに落ちたのです」
「眠りに?」
「ええ。おそらく、ミオ様のお力によって治癒された者は眠り、眠ることによってさらに治癒をされるのだと思われます。眠りから覚めた後は身体が軽くなっていました」
「そんなことが…」
「そして、風の力はミオ様の周りでは心地の良い風が吹いています。サクラの大木の近くではより感じました」
「風が…。確かにこの王国ではいつも爽やかな風が流れているなぁと思っていました」
私の力だったの?
「こちらが歴代の聖女様についての文献でございます」
神殿長様から分厚い本を受け取る。
「このエーデル王国の長い歴史の中でも治癒の力をお持ちの聖女様はミオ様が初めてです。そして聖女の力を合わせ持つ聖女様も稀のようです」
「そうですか…」
本をパラリとめくると聖女様のことがいろいろと書かれていた。
「ミオ様はこれから神殿でのお仕事が多くなります。『治癒』に関してはまだ未知なるもの。歴代の聖女様について専門的に詳しく研究しているこのアーロにミオ様のお力になれるよう、護衛兼世話役として傍に仕えさせていただければと思います」
「ミオ様とこの王国の為に勤めてまいります。よろしくお願いいたします」
神官様の制服である紺色のローブを着たアーロ様は眼鏡をかけている細身の男性だ。
前髪は少し長めで目元が少し隠れているけれど、その銀髪はとても美しい。
「こちらこそ、よろしくお願いいたします」