黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「はぁ……。どうすればいい? ミオ様が可愛すぎる…」
王宮にある私の執務室の机に肘をついて額を押さえる。
「私の後ろにそっと隠れたり、他の男を避ける為に私に近づいたりして。見たか? ミオ様の一番近くにいる男は私だけだ」
「ええ、見ていましたよ。仕事ですしね」
「他の男には見せない笑顔を私には見せてくれ、あの少し高めの声で『ウィル』と呼んでくれるんだ」
「……ちゃっかり『ウィル様』呼びに成功してましたね。計画通り? いや、願望通りですね。今あなたをウィルと呼ぶご令嬢はミオ様だけですよ」
「…黒髪と同じあの綺麗な黒い瞳に吸い込まれそうだ。ほんのりと色付いた頬に小さな唇がまた堪らない。あぁ、抱きしめたい…」
「……まぁ、可愛らしい方ですよね」
「そうだろう? だが可愛らしいだけではなく、努力家な一面もある。一生懸命に聖女の力の練習をしたり、この王国の歴史や地理、文字や植物等も進んで勉強をしている。そんな姿も私を夢中にさせる」
「……ウィリアム殿下はここぞとばかりに隣に座って教えられていましたよね。殿下は特に楽しそうでした。ミオ様を見つめ過ぎですよ」
「眠りから目覚めた時のミオ様は、この世のものとは思えない程に美しくて感動したよ。そして、花びらが舞う中でステンドグラスからの陽の光を浴びた私達二人は本当に花嫁と花婿のようだった。あぁ、早く結婚したい」
「感動しているところ申し訳ありませんが、ウィリアム殿下は男として見られていませんからね。欲望のままに抱きしめたりしたら嫌われますよ」
執務室の壁際に立っているリックは腕を組ながら呆れた顔をしている。
王宮にある私の執務室の机に肘をついて額を押さえる。
「私の後ろにそっと隠れたり、他の男を避ける為に私に近づいたりして。見たか? ミオ様の一番近くにいる男は私だけだ」
「ええ、見ていましたよ。仕事ですしね」
「他の男には見せない笑顔を私には見せてくれ、あの少し高めの声で『ウィル』と呼んでくれるんだ」
「……ちゃっかり『ウィル様』呼びに成功してましたね。計画通り? いや、願望通りですね。今あなたをウィルと呼ぶご令嬢はミオ様だけですよ」
「…黒髪と同じあの綺麗な黒い瞳に吸い込まれそうだ。ほんのりと色付いた頬に小さな唇がまた堪らない。あぁ、抱きしめたい…」
「……まぁ、可愛らしい方ですよね」
「そうだろう? だが可愛らしいだけではなく、努力家な一面もある。一生懸命に聖女の力の練習をしたり、この王国の歴史や地理、文字や植物等も進んで勉強をしている。そんな姿も私を夢中にさせる」
「……ウィリアム殿下はここぞとばかりに隣に座って教えられていましたよね。殿下は特に楽しそうでした。ミオ様を見つめ過ぎですよ」
「眠りから目覚めた時のミオ様は、この世のものとは思えない程に美しくて感動したよ。そして、花びらが舞う中でステンドグラスからの陽の光を浴びた私達二人は本当に花嫁と花婿のようだった。あぁ、早く結婚したい」
「感動しているところ申し訳ありませんが、ウィリアム殿下は男として見られていませんからね。欲望のままに抱きしめたりしたら嫌われますよ」
執務室の壁際に立っているリックは腕を組ながら呆れた顔をしている。