黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
「分かっているよ。ミオ様は『男性恐怖症』だ。私のこの長い髪と顔立ちに今は助けられているな。それに私は人見知りをする性格だと思われていて、どうやら私には親近感があり安心するらしい」
「その安全な男が自分の恋人の座を、そして将来の伴侶の座を狙っているとは思ってもいないでしょうね」
「ミオ様はあんなに素敵な方なんだ。皆がミオ様の虜になることだろう。その中の誰かがミオ様のお心を射止めたり、逆にミオ様に気になる存在ができてしまったらと思うと…。いっそ王族以外入れない『聖女の間』に閉じ込めてしまいたい……」
「それこそ本当に嫌われますよ。毎日聖女の間から長時間出てこなかったことは黙っていてあげますからね。何をしていたかは聞きませんが…」
「……時間を忘れる程、眠りながらも美しいミオ様を見つめていただけに決まっているだろ。それに…」
「それに?」
「…いや。それに、あの部屋にミオ様おひとりだと寂しいだろう?」
「まぁ、そういうことにしておきましょう。でも可愛らしい顔に似合わないあの魅力的なスタイル。確かに声を掛けない男はいないでしょうね」
そう。この王国の人々が恐れる『黒髪』といえども、ミオ様を見て顔を赤くしていたり、振り返って立ち止まる男は多い。
今まで畏怖していた黒髪の美しさやミオ様にも目を奪われている。
私は毎日心配し、ミオ様のお心に変化がないか確かめられずにはいられない。
はぁとため息をつき、チラリとリックを見る。
「その安全な男が自分の恋人の座を、そして将来の伴侶の座を狙っているとは思ってもいないでしょうね」
「ミオ様はあんなに素敵な方なんだ。皆がミオ様の虜になることだろう。その中の誰かがミオ様のお心を射止めたり、逆にミオ様に気になる存在ができてしまったらと思うと…。いっそ王族以外入れない『聖女の間』に閉じ込めてしまいたい……」
「それこそ本当に嫌われますよ。毎日聖女の間から長時間出てこなかったことは黙っていてあげますからね。何をしていたかは聞きませんが…」
「……時間を忘れる程、眠りながらも美しいミオ様を見つめていただけに決まっているだろ。それに…」
「それに?」
「…いや。それに、あの部屋にミオ様おひとりだと寂しいだろう?」
「まぁ、そういうことにしておきましょう。でも可愛らしい顔に似合わないあの魅力的なスタイル。確かに声を掛けない男はいないでしょうね」
そう。この王国の人々が恐れる『黒髪』といえども、ミオ様を見て顔を赤くしていたり、振り返って立ち止まる男は多い。
今まで畏怖していた黒髪の美しさやミオ様にも目を奪われている。
私は毎日心配し、ミオ様のお心に変化がないか確かめられずにはいられない。
はぁとため息をつき、チラリとリックを見る。