14年分の想いで、極上一途な御曹司は私を囲い愛でる
 幸せ過ぎて目頭が熱くなって、涙が頬を濡らしそうだ。

「驚くほど大きなクリスマスツリーは、外国映画を見て子供の頃に夢見てたわ。うちにもほしいなって。でもずっと六十センチくらいのツリーだった」

「喜んでもらえてうれしいよ。おいで」

 私の手を引いてクリスマスツリーに近づき、下に置かれているプレゼントの箱のひとつを手渡してくれる。

「これ全部が紬希へのプレゼントだ」

「こんなに……? 私は用意していないわ。申し訳なくてもらえない」

「せっかく用意したのに、そんな風に思われたら俺ががっかりする。別れるつもりで来たんだからなくて当然。今、ここに紬希がいること自体、俺にとってのクリスマスプレゼントなんだ」

「も、もう……。私を泣かせてばかり……」

 大和さんの愛を一心に受けて、涙が止まらなくなった。


 それから二日後、あちこちの有名観光地に出掛けてからニューヨークを離れ、フロリダへ向かった。フロリダは一年中暖かい気候で、半島南東の先端のマイアミは白砂のビーチが続くリゾート地。セレブの別荘などがあることで有名だ。

 マイアミで美しいビーチを散歩したり、気になったカフェやレストランに入ったり、ゆっくりのんびり過ごした。
年越しカウントダウンで打ち上げられた花火に街中で盛り上がり、地元の人や観光客が『Happy New Year』とお祭り騒ぎだった。
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