14年分の想いで、極上一途な御曹司は私を囲い愛でる
 彼を見つめながら、昨晩のことを思い出す。

 ドレスアップした私たちは映画スターやアーティスト御用達ホテルのレストランで、クリスマスディナーをした。
 料理は最高においしく、ゆっくりとシャンパンを飲みながら味わい、会話を楽しんだ。

 ディナーのあと、車の中からロックフェラーセンターの有名な巨大クリスマスツリーを眺め、その美しさに圧倒された。
今夜はもっと近くで見る約束をしてくれている。

 そっと彼の睡眠を邪魔しないようにベッドから抜け出し、隣のリビングルームへ歩を進める。

「これは……?」

 昨晩とは違う部屋の景色に足が止まる。

 二メートルはありそうな見事に装飾されたクリスマスツリーがリビングルームに鎮座していたのだ。その下にはたくさんのプレゼントの箱がオブジェとして置かれている。

「いつの間に……」

 昨晩はなかった。

 帰宅してから大和さんは「少し仕事があるから先に寝てて」と言ったのだ。
 シャンパンとワインを飲み過ぎたせいでシャワーを浴びるとすぐに寝落ちした。

 私が寝た後に……?

「もう……サプライズし過ぎ……」

 ロックフェラーセンターの巨大クリスマスツリーに匹敵するくらいの美しいツリーだ。

「だろ?」

 背後から大和さんの声がして振り返ると、彼は楽しそうに笑っていた。

「本当に……そうよ。最高……」

 首に抱きつくと、唇が重ねられる。
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