【web版】転生もふもふ令嬢のまったり領地改革記 ークールなお義兄様とあまあまスローライフを楽しんでいますー
番外編4 オーロラの降る夜に
二月二十日は、ルナールではオーロラの日と呼ばれている。
といっても、お祭りなどを開くわけではなく、各家でめいめい祭壇のような物を作り、ライネケ様に今年の豊穣を願う日である。
そうして、その夜にオーロラが現れれば、その年は豊かな実りがあるとされている。
とはいえ、それは古い伝説で前世を含め私はオーロラを見たことはなかった。
(一度オーロラを見てみたいな……)
前世からずっと憧れていたのだ。
オーロラとは夜空に架かる虹色のカーテンなのだと本などで読んだことがあったからだ。
(みんなで見れたらきっと素敵)
そう思いつつ、私たちはライネケ様の神殿にやってきていた。もうすでに周囲は暗く日が落ちていた。
外では心身と雪が降り、周囲には雪が積もっている。
祭壇には干し柿や干しぶどう、柚子やワインなど、冬の名産を飾り付ける。