ブランカ/Blanca―30代女性警察官の日常コメディ
第7話 むーちゃんの弟と清楚系とインテリヤクザと
五月九日 午後六時十五分
今、私は玲緒奈さんの義弟であり、むーちゃんの末の弟である松永理志さんが勤める美容院に来ている。
理志さんはむーちゃんに似ておらず、兄の敬志さんに良く似ている。
「いらっしゃいませ。今日はシャンプーとトリートメントとセットで、よろしいですか?」
理志さんは声も敬志さんに良く似ている。
二十一歳の玲緒奈さんが理志さんと初めて会った時、理志さんはまだ十歳だったという。自分を慕って一生懸命話をする理志さんが可愛くて、今でも玲緒奈さんは溺愛している。だがもう一人の義弟の敬志さんは警察官になったからよく叩かれている。
七年程前、玲緒奈さんに理志さんが勤めていた美容院へ連れて行かれ、理志さんを紹介された。
それから私は理志さんがお店を変えてもずっとお世話になっている。
当時二十一歳で、まだ美容師としての腕は少し不安になる事はあったが、今では信頼してお任せをしている。
「ええ、お願いします」
席に通されて鏡越しに理志さんと目が合った。
今、私は玲緒奈さんの義弟であり、むーちゃんの末の弟である松永理志さんが勤める美容院に来ている。
理志さんはむーちゃんに似ておらず、兄の敬志さんに良く似ている。
「いらっしゃいませ。今日はシャンプーとトリートメントとセットで、よろしいですか?」
理志さんは声も敬志さんに良く似ている。
二十一歳の玲緒奈さんが理志さんと初めて会った時、理志さんはまだ十歳だったという。自分を慕って一生懸命話をする理志さんが可愛くて、今でも玲緒奈さんは溺愛している。だがもう一人の義弟の敬志さんは警察官になったからよく叩かれている。
七年程前、玲緒奈さんに理志さんが勤めていた美容院へ連れて行かれ、理志さんを紹介された。
それから私は理志さんがお店を変えてもずっとお世話になっている。
当時二十一歳で、まだ美容師としての腕は少し不安になる事はあったが、今では信頼してお任せをしている。
「ええ、お願いします」
席に通されて鏡越しに理志さんと目が合った。