【SS集】きゅん、集めました
レナードくんは、高等部に入学してすぐ、暴力ざたを起こした乱暴者とうわさ されている男子。
学園の検査で、私たちがおたがいの魔法使いとパートナーだとわかり、初めて顔を合わせたときも…。
レナードくんはあいさつをすることもなく、いきなり私にキスをして、魔法の使い心地をたしかめていた。
だから、彼には苦手意識があったのだけれど。
舌を刺激するこの甘酸っぱさがレナードくんみたいだな、と思って、ふと、片方のひざを立ててあぐらをかいている彼を見る。
大きく口を開けて、ガブッとサンドイッチをかじっているその横顔とは、目が合わなかった。
「レナードくん」
「…なんだ?」
彼は唇についたお肉のタレをペロッとなめとりながら、横目に私を見る。
するどい目つきがすこし こわかったのは、昔の話。
学園の検査で、私たちがおたがいの魔法使いとパートナーだとわかり、初めて顔を合わせたときも…。
レナードくんはあいさつをすることもなく、いきなり私にキスをして、魔法の使い心地をたしかめていた。
だから、彼には苦手意識があったのだけれど。
舌を刺激するこの甘酸っぱさがレナードくんみたいだな、と思って、ふと、片方のひざを立ててあぐらをかいている彼を見る。
大きく口を開けて、ガブッとサンドイッチをかじっているその横顔とは、目が合わなかった。
「レナードくん」
「…なんだ?」
彼は唇についたお肉のタレをペロッとなめとりながら、横目に私を見る。
するどい目つきがすこし こわかったのは、昔の話。