王家の影はポンコツ令嬢!はじめての任務で×××
「??」


兄と殿下はディーデリック様とは対照に青くなっており思わず首を傾げる。
私が不思議に思い口を開こうとすると、そんな私を遮るようにディーデリック様が私の前にエスコートしてくださっている腕とは反対の手を差し出して。


「⋯そろそろダンスの時間です。一曲踊ってくださいますか?」
「!」

そんな彼に私も笑顔を返しながら、そっと彼の手に自身の手を重ねた。
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