先生の隣、ずっといたくて。
お願いだから誰も来ないで…。

そんな考えは虚しく、誰かの足音が聞こえてきた。

ッ…来ないで…。

―シャッ

カーテンが開いた。

「え…?あ、起きてる…。大丈夫?」

誰…この人…怖い、、、、。

「い、、、、、やぁ…ごめんな、さいっ…ㇵァ…や…」

急なことに私はパニック状態だった。

「ッ!?ごめんね、びっくりしたでしょ?」

誰かわからない人が近づいてくる。や、やめて、、、。

「大丈夫。何もしないよ?深呼吸。、、そう、上手。」

なんだかわからないけど、この人は大丈夫かも、、、しれない、、、まだ分からないけど、、、。

「落ち着いたかな?おはよう」

「、、、」

「えーっと、莉瀬ちゃんの主治医の夢月大河です。よろしくね〜。」

笑顔、、、眩しい、、、。
< 3 / 59 >

この作品をシェア

pagetop