あしたのあたし
「高槻…君…」

あたしは頭が真っ白になっていた。高槻君のなすがままの状態だ。あたしが抵抗できないと知ると、高槻君はあたしにキスをしながら徐々にバスタオルをはだけさせてくれた。今、高槻君の目には一糸纏わぬ姿のあたしが映ってるんだ。そう思うと急に恥ずかしくなって、目をつぶってしまった。

「駄目だ、マキ」

そう言うとまぶたにキス。目を閉じるなって意味だろう。恐る恐る目を開いてみると、高槻君もバスローブを脱ぎかけていた。あたしはこれ以上どうする事もできず、高槻君を受け入れる事を決意した。

「怖いか? マキ」

「今はちょっと怖いけど、でも、高槻君のこと好きだから、全部受け入れたい」

「ありがとう、マキ。可愛いよ」

そう言ってもう一度キス。これで2人の気持ちは繋がった。
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