追いかけろ、青。




「いひゃっ…!」



バシッ!!

……なぜか強めに叩かれた背中。



「なっ、なにして…!」


「暗い顔。元気だそーぜ」


「………」


「いって…!!え、なんで?」


「…お返し」



私もめいっぱい友利の背中を叩いてやった。


一緒の夢を追いかけるなら、同じものを食らわなければおかしいでしょ?

苦しいことも嬉しいことも、一緒に受けないと。


つんっと顔を背けながら速度を上げると、軽く笑いながら友利はついてきた。



《こんにちは生徒の皆さん。楽しいお昼休みをお過ごしでしょうか》



という、校内放送が響いたのは。

今日も今日とて宮田さんと過ごしていたお昼タイム中のこと。


きっとこのクラスの人間であれば、誰だとしても勘づく。

マネージャーを除いた野球部が姿を消していることに。



< 87 / 377 >

この作品をシェア

pagetop