『愛が揺れるお嬢さん妻』 かわいいひと
「実は私も英介くんと同じようなことが昔あったんだ。
私はバレるようなへまはしなかったがね。
でもずっと良心の呵責があってね、ちょうどよかった。
美佐江に知れたら絶対許してもらえないと思ってたから、まぁあれだ、
便乗した形になったけど告白できてすっきりしたよ」
父親の昔の浮気の告白を聞いてた母親の顔が先ほどまで目を潤ませて
ウルウルしていたのが嘘のように般若の形相で身体をブルブル震わせて
椅子から立ち上がり、父を睨みつけている。
そんな母に反して穏やかで何の疚しさも持たない風情の父親が問いかけた。
「どうしてそんなに怖い顔をしているのだ? とうの昔のことじゃないか。
それにたった今、苺佳には許してやれと言ってたじゃないか」
「それとこれとは違います。実家に帰らせていただきます」
「困ったもんだ。言ってることが無茶苦茶だ。
美佐江、お前が言ってることはだね、自分が同じ立場なら許せないと言い、
その一方で同じように辛い思いをしている娘の苺佳には許してやれというわけだ。
おかしいじゃないか、そうは思わないか。
辛いのは苺佳だって同じだよ。
苺佳だって実家へ帰って来たいはずだ。
何故母親のお前がそう言ってやらない。
英介くんに肩入れし過ぎだ、全く」
「あなたと英介くんじゃ訳が違うわよ」
「君こそ訳の分からんことをまだ言っとるのか。
これ以上揉めたくはないから言っておく。
今の告白は君が苺佳に言った台詞が余りにも理不尽だから
苺佳と同じ立場になってもらうために吐いた作り話だから。
私は一度も浮気はしたことがない。
私はね、娘がこの世に産まれ落ちた時から娘LOVEな父親だから、
娘が不幸になるようなことはしないさ。
娘を愛し、大切に想ってる男なんて皆そんなものさ」
「じゃあ英介くんは眞奈のことを・・」
「しっ! 残念だが言わずもがなだな」
私はバレるようなへまはしなかったがね。
でもずっと良心の呵責があってね、ちょうどよかった。
美佐江に知れたら絶対許してもらえないと思ってたから、まぁあれだ、
便乗した形になったけど告白できてすっきりしたよ」
父親の昔の浮気の告白を聞いてた母親の顔が先ほどまで目を潤ませて
ウルウルしていたのが嘘のように般若の形相で身体をブルブル震わせて
椅子から立ち上がり、父を睨みつけている。
そんな母に反して穏やかで何の疚しさも持たない風情の父親が問いかけた。
「どうしてそんなに怖い顔をしているのだ? とうの昔のことじゃないか。
それにたった今、苺佳には許してやれと言ってたじゃないか」
「それとこれとは違います。実家に帰らせていただきます」
「困ったもんだ。言ってることが無茶苦茶だ。
美佐江、お前が言ってることはだね、自分が同じ立場なら許せないと言い、
その一方で同じように辛い思いをしている娘の苺佳には許してやれというわけだ。
おかしいじゃないか、そうは思わないか。
辛いのは苺佳だって同じだよ。
苺佳だって実家へ帰って来たいはずだ。
何故母親のお前がそう言ってやらない。
英介くんに肩入れし過ぎだ、全く」
「あなたと英介くんじゃ訳が違うわよ」
「君こそ訳の分からんことをまだ言っとるのか。
これ以上揉めたくはないから言っておく。
今の告白は君が苺佳に言った台詞が余りにも理不尽だから
苺佳と同じ立場になってもらうために吐いた作り話だから。
私は一度も浮気はしたことがない。
私はね、娘がこの世に産まれ落ちた時から娘LOVEな父親だから、
娘が不幸になるようなことはしないさ。
娘を愛し、大切に想ってる男なんて皆そんなものさ」
「じゃあ英介くんは眞奈のことを・・」
「しっ! 残念だが言わずもがなだな」