相思相愛・夫婦の日常~羽♡兎編~
微笑み、羽咲も朝食に箸をつける。
「あ、そうだ!
兎ちゃん、今日の予定は~?
俺、早く帰れるんだぁ!
兎ちゃんも、13時までだよね?
少し遅くなるけど、一緒にランチしよ?
どっかで待ち合わせてさ!」
「え?そうなの!?」
(どうしよう……)
「なんかあるの?」
「あ、えーと…友達にランチ誘われてて……」
「…………そうなんだ」
「ごめんね…?」
窺うように言った、羽咲。
「わかった!いいよ!
でも、できる限り早く帰ってきてね!」
微笑む黒羽に、羽咲はホッと肩を撫で下ろした。
一方の黒羽は、心が荒れていた。
朝食が済んで、ベランダで煙草を吸いながら気持ちを落ち着けていた。
誰と会うんだろう。
何処で食べるんだろう。
どんな話をするんだろう。
行かないでほしい。
俺が一緒にランチしたかった。
男、いんのかな?
友達、突発的に用事とか入んないかな?
悶々と、考え込んでいると……
ベランダの窓が開いた。
「羽くん、もう行かなきゃじゃない?」
微笑み見上げてくる羽咲に、一瞬で微笑みを貼り付けた。
「うん!そうだね!」
準備をして、玄関に向かう。
「━━━━兎ちゃん、行ってくるね!」
「うん!行ってらっしゃい!」
玄関ドアを開けようとして、振り返った。
「ん?羽くん?
なんか、忘れ物?」
「あの、ね…?」
「うん」
「今日のランチ、男いる?」
「え?」
「友達って、誰?」
「あ…
ちょっと待って!」
羽咲はパタパタと一度リビングに向かい、スマホを取ってきた。
操作しながら戻ってきて、画面を見せた。
そこには、羽咲と二人の女性が映っていた。
「この二人と会うの。
アルバイトの子。まだ二人とも二十歳なんだけど、私のことお姉さんみたいに慕ってくれてて…
男の人はいないよ」
そう言うと、黒羽はふわりと微笑んだ。
「ん、わかった!」
そして「行ってきます!」と微笑んで、羽咲を引き寄せた。
「……………兎ちゃん、信じてるからね…!」
そう囁いて、頬にキスをして出ていった。
“信じてるからね”
この一言に、凄い重みを感じた羽咲だった。
「あ、そうだ!
兎ちゃん、今日の予定は~?
俺、早く帰れるんだぁ!
兎ちゃんも、13時までだよね?
少し遅くなるけど、一緒にランチしよ?
どっかで待ち合わせてさ!」
「え?そうなの!?」
(どうしよう……)
「なんかあるの?」
「あ、えーと…友達にランチ誘われてて……」
「…………そうなんだ」
「ごめんね…?」
窺うように言った、羽咲。
「わかった!いいよ!
でも、できる限り早く帰ってきてね!」
微笑む黒羽に、羽咲はホッと肩を撫で下ろした。
一方の黒羽は、心が荒れていた。
朝食が済んで、ベランダで煙草を吸いながら気持ちを落ち着けていた。
誰と会うんだろう。
何処で食べるんだろう。
どんな話をするんだろう。
行かないでほしい。
俺が一緒にランチしたかった。
男、いんのかな?
友達、突発的に用事とか入んないかな?
悶々と、考え込んでいると……
ベランダの窓が開いた。
「羽くん、もう行かなきゃじゃない?」
微笑み見上げてくる羽咲に、一瞬で微笑みを貼り付けた。
「うん!そうだね!」
準備をして、玄関に向かう。
「━━━━兎ちゃん、行ってくるね!」
「うん!行ってらっしゃい!」
玄関ドアを開けようとして、振り返った。
「ん?羽くん?
なんか、忘れ物?」
「あの、ね…?」
「うん」
「今日のランチ、男いる?」
「え?」
「友達って、誰?」
「あ…
ちょっと待って!」
羽咲はパタパタと一度リビングに向かい、スマホを取ってきた。
操作しながら戻ってきて、画面を見せた。
そこには、羽咲と二人の女性が映っていた。
「この二人と会うの。
アルバイトの子。まだ二人とも二十歳なんだけど、私のことお姉さんみたいに慕ってくれてて…
男の人はいないよ」
そう言うと、黒羽はふわりと微笑んだ。
「ん、わかった!」
そして「行ってきます!」と微笑んで、羽咲を引き寄せた。
「……………兎ちゃん、信じてるからね…!」
そう囁いて、頬にキスをして出ていった。
“信じてるからね”
この一言に、凄い重みを感じた羽咲だった。