番外編集 ―イケメン男子に愛されまくり―
輝楽さんが選んだのは1番後ろの端っこ側の席だった。
そこに座り、講義が始まるまでの間輝楽さんと話していると……
「あれ、神埼?1番後ろの席に座るとか珍しいね。いつも前の方に座ってるのに」
誰かが輝楽さんに話しかけた。
振り向くと、輝楽さんと同じくらいイケメンな男の人が立っていた。
初めて見る人だ……
輝楽さんの友達かな……?
「……黒羽」
「あはっ、露骨に嫌そうな顔するね」
嫌そうな顔をする輝楽さんとは対照的に、にこやかに笑っている男の人。
「あれ。神埼の隣に女の子がいるけど、もしかしてその子が噂の彼女?」
そこで、男の人は輝楽さんの隣に座っていた私に気づいたみたい。
男の人と目が合った。
「そうだけど、何」
「へぇ、噂通り可愛い子だね」
可愛いなんて絶対言い慣れているだろうし、社交辞令かな。