Queen of the night

ルナとレイラ

「——―ふぁ、」





眠いなぁ。2時間しか寝れていないから当たり前か。まだ目がチカチカする。



理陽斗(りひと)起こさないと。もう一度欠伸をしてから、手を組んで前に伸ばして固まっていた筋肉をほぐした。



立ち上がって理陽斗の部屋に行きながら冷蔵庫の中身を思い出す。たしか、バナナとヨーグルトがあったっけ。




「理陽斗、もう起きてー。」



そう言って理陽斗のほっぺをつつく。まだ4歳の子のほっぺはぷにぷにで可愛い。



「—―んぅん、りゅなねぇおはよー」

「—―んぅん、りゅなねぇおはよー」



「おはよう、理陽斗。今日はお外で遊ぶんでしょー?」



そう言うとパっと目が大きく開いた。さっきまでは寝ぼけまなこで舌足らずだったけどもうちゃんと目が覚めたみたい。



「お着替えして顔洗ってリビングに来たら、朝ごはんにするよ。」



「うん、分かった」

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