先生♪大好き♪
小・中とずっと私はいじめに遭ってきた。


原因は分かってる。


一つは肌の色。

肌色ではなく茶色っぽい肌。


そして身なり。

貧乏だったので、私が着る洋服はほとんどお姉ちゃんやお兄ちゃんのお古。

ランドセルも歳の離れたお姉ちゃんのお古だったので、自分で言うのも何だけど同級生と比べると薄汚れていた。


子供のいじめなんて大概外見をなじる所から始まるもので、案の定私は標的になった。


いじめは小学3年生から始まり、実に中学を卒業するまで続いた。



ヒドイ言葉を浴びせられようと気付かないフリをして明るく振舞った。


本当は泣きたいのを我慢して・・・。


それは、いじめなんか気にしないで接してくれる数少ない友達が支えてくれたのと、


屈する自分が許せなかったから。



「学校に行ったらまた何か言われるかも」


「行きたくないよ・・・」


「玄関から出たくないよ・・・」



毎日毎日、自分自身と戦っていた。
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