心の中だけうるさい私はウチの坊っちゃんが可愛くて仕方ない

4.石ころの顔なんて覚えてませんが

“凄かったですね” 

 何度も私の太股を擦る固くて太い坊っちゃんのソレ。
 太股の隙間から出たり入ったりする坊っちゃんの亀頭が堪らなく卑猥で、そしてもしコレで私の奥まで貫かれたら……と何度も連想させられて。

 そんな考えが過る度に私の蜜壺から滴った愛液が太股を伝い、そして坊っちゃんのと絡み合う。

 
 おっぱいを出せと言われたあの日から四日。
 
 奥様からお使いを頼まれた私は、あの日の坊っちゃんを思い出しながら一人町を歩いていた。


『いいか、次こそ本番だからな』と宣言された私は“本番”の意味を考える。


「次が本番ということは、もう坊っちゃんにはめぼしい相手がいたということですね」

 坊っちゃんほど可愛い人を世の令嬢は放っておかない、それはわかっていたつもりだった。
 けれど、いざその日をチラつかされると何故か胸の辺りが苦しくて仕方ない。

“専属メイドとしてずっとお側にお仕えしていたのに、いつの間に知らないご令嬢とそんな仲になっていたのかしら”


 可愛い坊っちゃんのお相手なのだから、それはもう清廉潔白でまさにお姫様。
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