女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
「そうですか。でも、人の言うことなんて気にすることないですよ」
「そんな風に言ってくれるの木村ちゃんだけだよ。ねえ、俺の愛人になる気はない? 社長の甥だし、美味しい物いっぱい食べさせてあげるよ」
部長が顔を近づけてきて顔を顰めた。
うっ、お酒臭い。早く帰ってくれないかな?
「部長酔ってますね。私、ちょっと水取ってきます」
この場から一旦逃げようと椅子から立ち上がったら、部長が据わった目で迫ってきた。
「水なんかいいよ。ちょうど誰もいないし、俺と楽しもう」
「え? ちょっ……部長!」
両手で部長の胸を押しながら一歩足を引いたら、椅子にぶつかった。
「木村ちゃん、俺のこと好きでしょ?」
部長が私の頬に触れてきて、全身鳥肌が立った。
「嫌! こっちに来ないで」
部長の手を思い切り振り払うも、彼が今度は服の上から両手で私の脇腹に触れてきた。
身体が硬直してなにも抵抗できずにいると、胸に触れられて反射的に身をよじった。
ジャケットのポケットに入れたスマホがブルブルと震えていたが、手に取る余裕なんてない。
「そんな風に言ってくれるの木村ちゃんだけだよ。ねえ、俺の愛人になる気はない? 社長の甥だし、美味しい物いっぱい食べさせてあげるよ」
部長が顔を近づけてきて顔を顰めた。
うっ、お酒臭い。早く帰ってくれないかな?
「部長酔ってますね。私、ちょっと水取ってきます」
この場から一旦逃げようと椅子から立ち上がったら、部長が据わった目で迫ってきた。
「水なんかいいよ。ちょうど誰もいないし、俺と楽しもう」
「え? ちょっ……部長!」
両手で部長の胸を押しながら一歩足を引いたら、椅子にぶつかった。
「木村ちゃん、俺のこと好きでしょ?」
部長が私の頬に触れてきて、全身鳥肌が立った。
「嫌! こっちに来ないで」
部長の手を思い切り振り払うも、彼が今度は服の上から両手で私の脇腹に触れてきた。
身体が硬直してなにも抵抗できずにいると、胸に触れられて反射的に身をよじった。
ジャケットのポケットに入れたスマホがブルブルと震えていたが、手に取る余裕なんてない。