ひとたらしどうし
…あぁ、後ろ向きに抱きしめられていて、良かったな、と、思う。


ひとりで変に意識してしまって、自分でも頬が赤いのが分かるから。


…と、


「…ん?どした?柚ちゃん。急にしゃべらなくなっちゃって」


言いながらもう、叶夢さんの両手が私の両肩にかかっていて。


勢いのまま、くるん、とひっくり返されてしまった、私のカラダ。


ふふ。どしたの。


わかりやすく、赤面している私の頬を、やさしく指先で撫でた、叶夢さん。



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