溺愛社長の2度目の恋
これから作ってもらうのに片付けまでしてもらうのは悪いと、それは私の係にしてもらった。

自分の部屋に戻ってきて、昨日はできなかったパソコンの設定をする。
また、有史さんにドキドキしてしまった。
有史さんに上司として、人としての好意は抱いても、それ以上の感情をいただいてはいけない。
そもそも、私は彼と奥様との純愛を守りたいだけで、私を好きになってもらいたいわけではないのだ。

「有史さんも有史さんだよ、私を深里さんの代わりにするとかさ」

私が彼女の代わりになるなど、それこそ絶対に許されない行為だ。
……そう、絶対に許されない。
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