自己刑罰
佳耶

-1-

  きっと多分。
 何かに出遅れたんだ。

  気付いたら、佳耶が
 あたしを見て笑っていた。

それに

  親友なんて言わないけど、
 中学までは、普通に話てた
 鈴までが無視するのは、

 私も、彼女も

   何かに失敗したんだ。



  ずっと、この一週間は、
 誰とも話していない。
  誰とも。



ああ、そうだ。

  誰とも話さなくても、
 何も起きないものなんだ。

 生きていけるもんなんだ。

   どうせ、すぐ
 ゴールデンウィークになるから。


 そしたら、
  それが終わったら、

 気が済んだら、




これは
      終わるさ。

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