【プロット】黒狼王太子に執着溺愛されていますが、わたしはあなたの元妻です!

主要キャラクターの説明

▼ヒロイン:ゼンデルツ王国王女
名前:セシル
年齢:十八歳
容姿:栗色の髪と榛色の瞳の可憐な顔貌。やや小柄。
九歳でヴォルフラムと政略結婚。初めてヴォルフラムと会ったとき、ベールで顔を隠していたため視界が悪く躓いたところを彼に抱き留められ、淡い憧れを抱く。だがそれ以降一度も会ってもらえず、離縁されるまで彼の姿を離宮の窓から遠巻きに見つめるのみで過ごした。
優しく思慮深いが、我慢しがちで本音を呑み込む性格。
自身が早くに家族と引き離されて両親の死に目にもあえなかったため、孤児の子供たちに深い愛情を注ぐ。
再会したヴォルフラムが気付いてくれずに最初は落胆したり憤慨したりだったが、結婚していた期間中、何も学ばず行動もしなかった自分を悔いている。
獣化したヴォルフラムとニコのもふもふの毛が大好きだが、動物扱いしていると思われたくなくて言いだせない。

▼ヒーロー:レーハ王太子
名前:ヴォルフラム
年齢:二十五歳
容姿:黒髪に金色の瞳の精悍な顔貌。背が高く、あまり笑わないため不機嫌に思われがち。
黒狼に変身する獣人。幼い頃は獣化を制御できず、純血の人間だった母親に激しく拒絶された過去があり、人間に怯えられると擦り込まれている。幼い花嫁と対面したとき彼女がずっと俯いて震えており、怯えられているのだと感じ、以降できるだけ距離を置くようにしていた。やがてわがまま放題になった妃(ヘリー)に辟易して、腕も組んだことがないほど毛嫌いしていた。
黒狼は気性が荒く、王家に産まれると戦が続きがちになるため凶兆といわれている。
レーハも獣人は減り、今や半数が人間。国民が安全に暮らすためには辺境の魔獣を掃討すべきだと考えており、視察に赴いた際にセシルと出会う。セシルのニコへの寛大な愛情に惹かれる。獣化するとセシルがじっと見つめてくるので、怯えていると思っている。

▼獣人の血が濃い少年
名前:ニコ
年齢:五歳
灰色の犬になる少年。獣化したことで他の孤児たちとわずかながら溝ができてしまう。セシルが大好きで人間の姿であろうと獣化していようとヴォルフラムに威嚇するが、セシルがヴォルフラムに心を許しはじめると次第に懐くように。獣化すると鼻がよく利く。気を抜くと獣化してセシルの足元で眠ってしまう。

▼ヒロインの元侍女
名前:ヘリー
年齢:二十五歳
セシルと同じ栗色の髪に、褐色の瞳の童顔の女性。かなり小柄。
セシルの侍女としてレーハに同行を強いられたことに不満を抱き、妃の豪華な晩餐やドレスの支給などを占有するために背格好の似ていたセシルを演じる。セシルには「王太子は姫様に興味がない」と言い聞かせ、ヴォルフラムにも堂々と「わたしがセシル」と名乗って会っていたが、伴侶としての務めはまったく果たしていない。辺境の商家子息からセシルとヴォルフラムの接触を聞き、セシルの正体を知られる前に亡き者にしようと画策する。
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