泣きっ面に恋々!─泣き虫な身代わり花嫁と、泣き顔フェチな純真王子の恋々な結婚事情─


「優しいだけじゃダメってこと。

お前もうちょっと自分勝手にステラのこと愛してやれよ。夫なんだから」


自分勝手に想いを押しつけるだなんて、優し過ぎるジオにはやりたくないことだ。


何か秘密を抱えて塞ぐステラに、ジオの好意なんて押しつけて、さらに悩みを増やすなんてありえなかった。


「ジオ!」


自分勝手代表の父親が、むちゃくちゃにキスしまくって落としたらしい母親を伴って、堂々とジオの前に歩いて来た。


「封印準備ができてきた。お前遠征行って、石碑に盾魔法入れてこい」

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