推しとは結婚できません!
奏多「じゃあ、学校サボろうか」

小春「そ、それはまずいんじゃ……」

奏多「あれれ、小春ちゃん真面目だね」

小春「え、えへへ、そうですか?」
 (推しに褒められた嬉しい……!!)

奏多「……可愛い食べちゃいたい」

小春「へっ?」


バッと押し倒される。

(小春目線の奏多が映る)


奏多「……ねぇ、カナトじゃなくて俺を見て……?」

小春「っ……!!」


小春[この時のカナト……いや、奏多さんの顔はとても切なくて、あざとくて……カナトくんとしては見たことない顔だった]


小春「は、い……」


小春[その瞳に囚われて、目を逸らすことなく返事をさせられる]


奏多「よし。今日からキミはカナトじゃなくて奏多推しだからね」

小春「っ……!!は、はい……!」
 (なんだかよくわからないけれど、とりあえず……素直なあなたのこと、推せるならいいかな……)


奏多「じゃあさっそく花嫁さんの授業をしよう」

小春「へっ……?あ、はい」

奏多「じゃあまずは——キスから」

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