契約から繋がる

「ねー君。もしかして、やりたいの?」


何このいかにもって男。
やりたいのって…。


「………いいえ」


「何だこの女」


男は去って行く。



誰に声をかけられても同じ。
どんなイケメンだろーが同じ。


私の気持ちは変わらない。





かじかむ手に息をかけて
暖めながら、あの男が諦めるのを待つ。


今は夜の11時。
マフラーしてコート着てるけど
さすがに冷えるな…。


< 18 / 188 >

この作品をシェア

pagetop