先輩の愛に溺れながらずっと
そして、私が出る番の長縄になった。


鈍臭いなりに頑張らないと。
みんなで息を合わせるんだ。


気合いを入れて跳ぶ。


だけどなかなか続かない。


みんなの顔に諦めが滲み出た時だった。


「頑張れぇー。赤団ー!
大丈夫!落ち着いて!ゆっくりでいいんだ。
焦らず縄の動きをよく見るんだ!」


王高先輩の声が聞こえてきた。

王高先輩のその応援で少しずつみんなは希望を取り戻す。


「よっしゃーー!やろう。せーの!」


それからは少しだけ続くようになって、


結果…………


私達は2位になった。


やっぱり先輩はすごいや。

改めて先輩の凄さを見せつけられたのだった。


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