無能者だからと離縁された私は、「野獣王」の生贄妻となりました~じつは無能ではない私。あらたな旦那様の「真実の声」が可愛すぎて幸せ満喫中。クズな元夫と義姉は絶対に許せないので破滅してもらいます~
「いまから行く町は、この辺りでは一番大きな町です。カフェもありますから、そこでスイーツでも食いましょう」

 パーシーが提案してくれた。

「うれしいです。ですが、わたしに付き合ってくれて大丈夫なのですか?」

 心配せずにはいられない。

 パーシーとチャーリーは、本来の仕事が滞っているに違いない。
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