無能者だからと離縁された私は、「野獣王」の生贄妻となりました~じつは無能ではない私。あらたな旦那様の「真実の声」が可愛すぎて幸せ満喫中。クズな元夫と義姉は絶対に許せないので破滅してもらいます~
「そのかわり、わたしの作戦に従ってもらうわよ。いいわね?」
「もちろんです、キャロル様」

 キャロルの提案に、さして考えもせずに同意した。

 なにが待ち受けているのか、どのような難題が待ち受けているのかわからないままに。

 というよりか、このときのわたしにいったいなにがわかるというのかしら?
< 273 / 375 >

この作品をシェア

pagetop